J1湘南などでFWとして活躍し、現役引退を表明した石原直樹氏(37)が2日、レモンガススタジアム平塚で会見し、「無名だった自分のキャリアを湘南がスタートさせてくれた。19年間もできるとは思わなかったし、石原直樹というサッカー選手の名を残せたと思う」と振り返った。
石原氏は湘南で計8シーズンプレー。復帰後初戦となった2020年2月の浦和戦で挙げたゴールが一番の思い出といい、「湘南に戻ることが決まった時から、最後は湘南で引退したい気持ちだった」とすがすがしい表情を見せた。
03年に群馬・高崎経大付高から当時J2の湘南に加入し、大宮や広島などを経て20年に当時J1の仙台から復帰。リーグ通算467試合に出場し、112得点をマークした。
新たに湘南のアンバサダーとして地域振興や競技普及などに携わる。「選手とは違う立場で湘南ベルマーレの魅力や価値を伝えていきたい」と抱負を口にした。