JA紀南の梅加工品使用 全農とゴディバ共同販売のチョコ

JA紀南で加工したドライフルーツを使っている、JA全農とゴディバのコラボ商品

 全国農業協同組合連合会(JA全農)とチョコレートブランドのゴディバジャパンが、初の共同プログラムとして販売を始めた商品の一つ「和歌山県産梅酒の梅 ダークチョコレート」に、JA紀南が加工しているドライフルーツが使われている。JA紀南は、梅やドライフルーツの認知度アップに期待している。

 今年、全農が創立から、ゴディバが日本上陸から、いずれも50周年を迎えることから、共同プログラムを発足。全部で50のコラボ商品を1年かけて展開することになった。コラボ商品第1弾の4品の一つに、「和歌山県産梅酒の梅 ダークチョコレート」(20グラム、税込み799円)がある。

 JA紀南が加工しているドライフルーツは、日本酒に漬け込んだ県産南高梅を蜜漬けして乾燥させたもの。それをベルギー産のダークチョコレートで包んでいる。

 その他のコラボ商品は「福岡県産あまおう苺 ジュレショコラ」「長野県産シャインマスカット ジュレショコラ」「宮崎県産日向夏ピール ミルクチョコレート」。取扱店は、ゴディバ限定ショップ。

 JA紀南加工部は「和歌山の南高梅や、ドライフルーツとしての新しい食べ方を広く知ってもらえることにつながれば。今後さらに、別のドライフルーツもコラボ商品に採用されればうれしい」と話している。

 JA紀南は2018年4月から、上富田町岩田に施設を整備して、特産品のドライフルーツ商品の加工を始めた。今回、ゴディバとのコラボ商品に使われた「梅酒の梅」は全農ブランドで販売しており、JA紀南ではこれとは別に、紀州南高梅、はっさく、清見オレンジ、みかん、すもも、レモンの6種類のドライフルーツを販売している。

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