投手として5回1安打無失点、打者として4打数4安打3打点
首都大学春季リーグ戦が2日、バッティングパレス相石スタジアムひらつか（神奈川・平塚市）で行われ、今秋のドラフト1位候補の日体大・矢澤宏太投手（4年）が桜美林大戦に「3番・投手」の二刀流で出場。5回を1安打無失点、打撃では4打数4安打3打点と投打で大活躍を見せたが、本人は「まだまだ」と現状に満足しない様子だった。
11球団27人のスカウトが詰めかける中、まずは打席で見せた。初回1死三塁で右前に先制打を放つと、2回無死二、三塁でも右前に2点適時打。4回、6回にも安打を放ち、この日4打数4安打3打点の大爆発だった。
投げても、初回に2番・森田に中前打を打たれたが、安打はその1本のみ。2回以降は無安打で、3回、先頭の手塚に対し5球目に投じた直球は自己最速タイの150キロを計測した。6回に点差が11点ついたところで降板した。
チームは初戦を11-0の7回コールドで大勝。投打で大活躍を収めた矢澤は冬場、打率を残すことを課題に打撃練習に取り組んでいた。この日、4打数4安打で「打撃は良かったと思います」と自身を評価。その一方で、投球には満足せず「まだまだ力を抜いて投げていた部分がある。もっともっといけると思う」と気を引き締めた。（川村虎大 / Kodai Kawamura）
