ポーランド派遣の林外相 ウクライナ避難民30人と一時帰国の構想浮上 河野太郎・自民広報本部長が投稿

 ロシアのウクライナ軍事侵攻への対応のため岸田文雄首相の特使としてポーランドへ派遣された林芳正外相が政府専用機で避難民とともに帰国する構想が浮上している。政府関係者によると約30人程度を迎え入れる見通しという。

 同外相は今月初旬にベルギーで予定されている北大西洋条約機構(NATO)会合への参加を決めており、当初は同日程終了まで欧州滞在の方針だった。避難民の来日への段取りが整うことを踏まえ、5日に一時帰国する方向で調整に入ったという。

 国会会期中の外相の海外長期滞在については自民党広報本部長の河野太郎氏(衆院神奈川15区)が短文投稿サイト「ツイッター」で野党へ呼び掛け協力を取り付けていた。同氏はツイッターで「せっかく野党の皆さんにもご理解いただいたが、政府専用機で避難民を連れ帰るという外相の判断で一度帰国するということになりました」と説明した。

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