新生活に役立つ100円ショップの日用品、家事のプロが選ぶ“100均で買い”と“避けたほうがいいモノ”

新生活の準備、大きなものから小さなものまで何かと物入りで、気づけばお財布の中が寂しい……といったことにもなりかねません。そこで利用したいのが100円ショップ。掃除、洗濯、キッチン用品ほか生活に関わるあらゆるものが取り揃えられています。値段は基本、税抜で100円ですが、最近では300円、500円以上するものも並びはじめています。他のお店の同用途の商品と比べると安いと思えるものが多くあります。

今回は新生活準備での100均利用法を紹介。100円ショップで満足なもの、避けたほうがいいかもしれないもの、また生活が始まってから必要に応じて買ったほうがいいものなどもありますので、参考にしてみてくださいね。


100円ショップでの掃除用品の選び方

100円ショップには驚くほど、さまざまな掃除グッズがあります。スタンダートなほうきや塵取り、ピンポイントでキッチン蛇口の付け根の溝を掃除するブラシのようなものまで。

最初に準備したいのは、日常でよく使う掃除グッズです。ピンポイントの掃除グッズは必要を感じてから買う方がムダになりません。

洗剤類は一般的な掃除用であれば、中身に大きな違いがないので、100円ショップで十分満足できます。

100円ショップのものと一般メーカーのものと違いがあるものもあります。

例えばフローリングワイパーの本体。画像のものは一般メーカーのもので、ペーパーを取り付ける面に凹凸があります。これがあることによって汚れの吸着が良くなるのですが、100円ショップのものはこの面が平面でした。ホコリをよく取りたいという人は、一般的なメーカーがおすすめです。

一方、フローリングワイパーを立てるためのスタンド。こちらは100円ショップのものですが、十分に立ってくれています。2,000円~3,000円するものもありますが、フローリングワイパーを立てておきたいという目的には100円ショップのもので問題なく使うことができています。

100円ショップでのキッチン用品の選び方

一昔前の100円ショップの食器は、厚みがあって重たいものでした。しかし最近は進化し、100円ショップの食器はデザインも性能も良いものが増えています。食器に特別にこだわりがないのであれば、100円ショップのものを取り入れてもよいでしょう。レンジやオーブンで使えるものもあります。

基本的な調理道具も100円ショップで調達できます。目立ちませんが工夫されているものも多く、画像のお玉は横に置いても、直接下につかないようになっていて便利です。

ただし刃物(包丁やハサミ)は、切れ味がいまひとつのものもあるので、失敗したくない場合は別での購入をおすすめします。

調理の便利グッズもたくさんあって、たくさん買いたくなってしまいますが、まずは自分が日常の料理で使うものを買って、他は生活して必要を感じてからがいいでしょう。

100円ショップの洗濯用品の選び方

バスタオルを干すための大きなハンガーや、フードがあるパーカーを干すためのハンガーなど便利なアイテムが100円ショップにはあります。これも自分がどれだけ利用するかを想像して、利用頻度の高いものから買っていくようにしましょう。

最近はSNSなどで、洗剤類を白いボトルに入れ替えて統一感を出す「白化計画」が人気ですが、白いボトルも100円ショップで揃えることができます。一般的なメーカーだと500円から1,000円くらいするものもありますが、性能に値段ほどの差はありませんので、ここは100円ショップに軍配があがります。

今回紹介したのは100円ショップにある商品の一部です。あまり100円ショップにいったことがない人は、ダイソー・セリア・キャン・ドゥなどのお店を巡ると、どういったモノが置いてあるかが、わかってくると思います。

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