報道ワイド番組「記者のチカラ」でTNC・川崎健太&出口麻綾が福岡の“今”を届ける

TNCテレビ西日本は、3月24日に2022年春の改編記者会見を実施。4月4日から新番組「報道ワイド 記者のチカラ」(月~金曜午後3:45、福岡ローカル)をスタートさせると発表した。これまでの夕方の情報ワイド「ももち浜S特報ライブ」に代わる、同局初の報道ワイド。記者をはじめ、番組スタッフが毎日福岡の現場を駆け回り「自分の言葉」でニュースを伝えていく。

番組の顔となるのは、報道記者歴13年でソウル特派員も経験した、36歳の川崎健太キャスター。記者としてこれまで「福岡NEWSファイル CUBE」(土曜午前10:25、福岡ローカル)などへの出演実績はあるものの、MCは初挑戦となる。

川崎キャスターは突然の大抜てきに「驚きましたが、これはTNCの“報道に懸ける”という気概だと思います。伝え方次第で人の人生を変えられるかもしれない、その最終段階に私がなれるというのは光栄です」とコメント。

また、2015年ころから約3年担当した「~CUBE」では、調査報道(報道機関が独自の調査によって問題を発掘し、自らの責任で報道する方法)をメインに取材を続けてきたという川崎キャスター。「各所が伝えたくないであろう情報もキャッチしそれを暴きたい。光の当たらない人たちにもしっかり光を当てるような取材をして、その中で感じたことを私の言葉で伝えたいです」と、今後も記者として現場に出続けることを明言。MCがリポートするケースではなく、逆に川崎キャスターが現場から番組を進行する場面も見られそうだ。

川崎キャスターに並びメインMCを務めるのは、入社17年目の出口麻綾アナウンサー。8年ぶりのMC復帰となる出口アナは「この8年間というのは出産、育児を経験しました。以前の私にはなかった主婦の視点、母の視点を『記者のチカラ』に生かしていきたいと思っております。(キャスター陣では)最年長なので、出演者みんなの“お母さん”のような存在になれたら」と意気込んだ。

番組は福岡のトップニュースに始まり、午後4時台には巨大辞書型ボードを使ったコーナー「『幸』辞苑(こうじえん)」を展開。担当する松尾幸一郎アナは「日々のニュースの中で映像と音声が流れるだけでは分からない、つながらない部分をボード展開で一緒に学んでいきたい」と自身の名を冠したコーナーの誕生に、緊張感を漂わす。現場からの中継担当は、入社2年目の赤木希アナ。「現場に行くからこそ分かる、空気や温度を含めて正確な情報を誠実な言葉でお伝えしていければと思います」と語った。

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