沖縄の指定暴力団「旭琉会」が新体制 幹部人事を刷新 抗争発生の懸念続く

 指定暴力団旭琉会(永山克博代表)は役員人事を改め新体制となり、全国の関係団体などに通知したことが2日までに、関係者などへの取材で分かった。永山代表を中心に次期会長選任への組織固めを進める意向とみられる。同会は2019年7月、富永清前会長が死亡し、2年半余り会長不在となっていて、跡目争いなど抗争への発展が懸念されている。

 関係者らによると、新体制となった同会の理事長には三代目富永一家の糸数真総長が就任。本部長に二代目沖島一家の知念秀視総長、幹事長にニ代目功揚一家の狩俣重三総長が就任した。約1年~2年で糸数理事長が組織トップの会長職に就くとみられる。

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