「子どもたちに安全でおいしい給食を」 時津町が新給食センター建設へ

時津町給食センター第1調理場の完成予想図

 長崎県西彼時津町は、老朽化が進む町学校給食センター第1調理場(浜田郷)を、時津第10工区(日並郷)の町有地に移転し建て替える。本年度中に着工し、来年度中の完成を目指す。
 町教委によると町内にある二つの調理場のうち、第1調理場は1977年に整備され、44年が経過。老朽化が進んでいた。現在は小学1校と中学2校分の約1500食を調理している。
 新しい第1調理場は、鉄骨平屋、延べ床面積1882平方メートル。町立小全4校分の約2千食を調理、配送する。食品衛生管理の国際基準「HACCP(ハサップ)」に沿って運営。床を常に乾燥状態に保つドライシステムを導入するほか、アレルギー食に対応できるよう専用調理室を整備する。建設工事費は約19億円。
 町教育総務課は「最新の調理器具も入る。子どもたちにさらに安全でおいしい給食を届けたい」と話す。
 83年に整備され小学3校分に対応する第2調理場(左底郷)は、新第1調理場が稼働すれば中学2校分に対応する。

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