【詳報】宮城県で558人感染 前週日曜を84人上回る 増加は4週ぶり

宮城県で3日、新たに558人が新型コロナウイルスに感染したことが確認されました。日曜日の感染者が前週を上回るのは4週間ぶりです。また、仙台市の保育施設1カ所と栗原市の高齢者施設2カ所でクラスターが発生しました。

市町村別の感染者は仙台市287人、名取市51人、石巻市27人、多賀城市25人、大崎市22人、柴田町21人、富谷市14人、岩沼市13人、登米市・塩釜市・利府町・大和町各9人、美里町・大河原町各8人、七ヶ浜町6人、白石市・東松島市・亘理町各5人、角田市・涌谷町・山元町・加美町各4人、村田町3人、気仙沼2人、栗原市・松島町・蔵王町・南三陸町各1人です。

年代別では、10歳未満103人、10代141人、20代87人、30代92人、40代78人、50代28人、60代13人、70代10人、80代5人、90代1人です。

宮城県の日曜日の感染者は、3月6日618人、13日544人、20日489人、27日は474人と減少傾向で推移してきましたが、3日は558人と前週を84人上回りました。増加は4週ぶりです。

クラスターは合わせて3件発生しました。仙台市の保育施設で12人の感染が確認されました。園児はマスク着用が困難で、マスクをせずに近い距離で接触することがあったということです。栗原市の高齢者施設2カ所ではそれぞれ18人と8人の感染が確認されました。マスクの着用徹底が困難な状況があったことが感染の拡大に影響したとみられています。

宮城県のまとめによりますと、3日午後1時時点で療養者は6214人です。内訳は入院中122人、宿泊療養970人、自宅療養3950人、入院・療養先の準備中・調整中1172人です。

確保病床の使用率は、宮城県全体で19.5%(102/523床)、重症病床は5.5%(3/55床)、仙台医療圏に限ると21.3%(77/342床)、重症病床は5.0%(2/40床)です。

宮城県が発表している4月1日現在のPCR検査等の実施状況は、3月28日2532件(陽性580)、29日2114件(陽性760)、30日2162件(陽性585)、31日1745件(陽性548)、コールセンターへの相談件数は、28日557件、29日496件、30日563件、31日526件となっています。

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