東北新幹線、仙台―一ノ関が再開 地震で脱線

東北新幹線の仙台―一ノ関の運行が再開し、JR仙台駅に到着した最初の列車に乗り込む利用客=4日午前

 JR東日本は4日、最大震度6強を観測した地震で脱線し、一部運休している東北新幹線の仙台―一ノ関の運行を再開した。北海道新幹線と秋田新幹線が仙台と直通。本数は通常の6割ほどとし、仙台―一ノ関は最高時速を160キロに落として運転する。残る福島―仙台を含む東北新幹線の全線再開は20日前後を見込んでいる。

 午前6時半ごろ、運行再開の最初の列車が仙台駅に到着すると、スーツ姿の利用客らが続々と乗り込んだ。

 JR東によると、全線再開に向け、宮城県の白石蔵王駅付近の脱線現場などで線路や架線の復旧を急ぐ。脱線したやまびこ223号は現場からの撤去が終了した。

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