大腿骨を骨折したスケートボートの超大御所53歳 復帰への意欲衰えず

トニー・ホーク(53)は大腿骨を骨折したにも関わらず、スケートボードを続けたいと思っているとという。

3月初め、スタント中に太ももの骨を骨折したトニーだが、「自分の足で立てる限り」と続けてゆくつもりだそうだ。

さらに、「自分の足で立てるならスケートボードをしたい。この先、公共の場ではあまりやらないことになるかもしれないな。もし自分のスキルが本当に衰えていると感じたら、それを公の場やエキシビションで行うことはないだろう。でも引退宣言はしないよ」と続けた。

1999年に初めて「900」度のスケートボードトリックの記録を達成したことから、史上最も影響力のあるスケートボーダーの一人と考えられているトニー。

事故までの10年は「それまでよりも」上手くスケートをしていたと感じており、その能力を取り戻したいと思っているそう。

自身のドキュメンタリー映画『トニー・ホーク: アンティル・ザ・ウィールズ・フォール・オフ』のプレミアでETオンラインの取材に応じ、こう語っている。

「僕は53才だ。骨折する前の10年間は、これまでにないほどうまくスケートが滑れていたと感じているんだ。少なくともそのレベルの滑りを取り戻したいと思っているよ」

「光栄であると同時に、大きな責任も感じている。それを意識して、ちゃんとそのスポーツの代表を務める必要があると思うんだ。それは自分で引き受けたようなものさ」

「もし、人々が僕にやらせてくれるなら、スケートボードをしっかりと表現し、派手さやXゲームなどだけじゃなく、根性や何が必要なのか、そして多様性なども含めて、スケートボードのすべての側面を見せたいと思っているよ」と前向きだった。

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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