沖縄コロナ感染508人 前週と比べ1.4倍 病床使用3割超(4月5日朝まとめ)

 県は4日、10歳未満から90代の508人が新たに新型コロナウイルスに感染したと発表した。先週月曜日より146人(40.3%)増加した。警戒レベルの判断指標となっている病床使用率は31.2%となり、3週間ぶりに30%を超えた。
▼【ひと目で分かる】沖縄のコロナ感染状況 
 新規感染者の年代別では10代が最多の105人だった。30代86人、40代84人、10歳未満75人、20代69人と続いた。
 入院患者は194人で、県基準の重症者は2人だった。宮里義久・県感染症対策統括監は「本島内の入院調整が難しくなっているが、すぐに入院できない状況ではない。ただ、重症化しやすい高齢者が感染すると病床使用率は上がる。対策を徹底してほしい」と話した。
 米軍関係は新たに22人の感染が報告された。内訳は嘉手納基地13人、キャンプ・フォスター2人、コートニー1人、不明(確認中)6人。米軍は1日に感染した63人の内訳を訂正した。不明(確認中)としていた2人について、嘉手納基地と「その他」に1人ずつ振り分けた。
 (稲福政俊)
 
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