晴天に祖霊と憩う きょう「清明」入り

 5日は二十四節気の一つ、「清明」入り。県内では親族が集まって墓前にクワッチー(ごちそう)を供え、先祖を供養する「清明祭(シーミー)」の季節が始まった。

 那覇市の識名霊園では、比嘉崇さん(49)=那覇市=の家族らが共同墓で手を合わせた。その後、隣の広場でクワッチーを囲んでいた。「人混みを避けるため、早めにシーミーをすることにした」と話す崇さん。息子の崇賀(しゅうが)さん(12)は「おじいちゃんに顔を見せられて良かった。また来年も集まりたい」と語った。崇さんの母の春子さん(82)は「いい天気でシーミーができて良かった」と笑顔で話した。 (狩俣悠喜)

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