「建築模型展 -文化と思考の変遷-」が4月28日、寺田倉庫株式会社が運営する現代アートのコレクターズミュージアム「WHAT MUSEUM(ワットミュージアム)」(東京都品川区)で開幕する。古代から現代における歴史的な文脈の中で、建築模型がどのような役割を果たしてきたのかを考察し、その意義に迫る。
日本では模型は古くから建築を制作するための手本として、またその時代の建築文化を伝達する媒体としての役割を果たしてきた。現代においては、建築物が完成に至るまでの試行や検討のツールとしてはもちろん、 材料や技術の発展に伴って、建築家自身の思考や表現にも影響を与えてきており、その役割は現在も進化を続けている。
会場には、古墳時代の家形埴輪や江戸時代に制作された延岡城木図といった歴史ある模型をはじめ、現代建築家・磯崎新による「東京都新都庁舎計画」のアンビルト模型や三分一博志による「直島ホール」の風洞実験模型など20点以上を展示。また会期中には、出展建築家や当施設スタッフが展覧会を案内する「ギャラリーツアー」や、模型制作を体験できるワークショップが予定されている。
会期は10月16日まで。詳細は、WHAT MUSEUM公式サイトにて随時発表される。
(よろず~ニュース編集部)