石垣空港のオスプレイきょうにも普天間へ 緊急着陸の機体が試験飛行

 【石垣】米軍普天間飛行場所属の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイが石垣市の新石垣空港に3月29日に緊急着陸した件で、トラブルのあった機体は4月4日午後、試験飛行を実施した。早ければ5日にも普天間飛行場に向かう。

 試験飛行に先立ち中山義隆石垣市長は4日午前、市役所で、オスプレイ試験飛行時の安全確保を求める要請書を沖縄防衛局の担当者に渡した。宛先は小野功雄局長で(1)試験飛行時または普天間飛行場に戻る際に住宅地上空の飛行を避ける(2)今後も整備に時間を要する場合などには、積極的な情報開示や駐機場内での安全確保に努める―の2点を米軍に申し入れるよう要請した。

 またこの日は、新石垣空港近くで、市民らがオスプレイの緊急着陸に抗議した。 (西銘研志郎)

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