STVが年度の世帯・全日視聴率V30達成!「北海道の皆さまに感謝」

STV札幌テレビ放送は4月4日、北海道・札幌市内の同局で記者会見を行い、2021年度の世帯・全日視聴率(午前6:00~深夜0:00)が1992年度以来30年連続トップとなり、全国最長記録を更新したことを発表した。井上健社長は「『どさんこワイド179』(月~金曜午後3:48、北海道ローカル)を中心に北海道の皆さまに見ていただいた積み重ねによって達成できた結果で、心より深く感謝したい。これからもチャレンジ精神を忘れず、生活に役立つ情報や話題を伝えていきたい」とあいさつした。

STVによると、21年度の世帯視聴率は「全日」が7.6%、「ゴールデン」が10.6%、「プライム」が9.9%で、NHKを含む道内全6局中トップとなり、14年連続の3冠を達成した。特に、局の強さ(ステーションパワー)を示す指標とされる「全日」は30年連続トップとなり、「全国を見渡しても、全日視聴率をこれだけ長く維持しているテレビ局はない」という。

また、20年4月からスタートした機械式個人視聴率調査においても、21年度の個人視聴率は「全日」が4.6%、「ゴールデン」が7.0%、「プライム」が6.5%で、2年連続の3冠を達成した。

夏・冬のオリンピックが日本で同時開催された21年度は、日本テレビ制作の大型スポーツ単発番組が視聴率上位を占める中、3月25日に放送したSTV制作の日本ハム開幕戦(対ソフトバンク)の視聴率が個人17.4%、世帯26.5%を記録し、21年度2位にランクイン。また、平日朝の「どさんこワイド朝」(月~金曜午前5:00、北海道ローカル)、大泉洋と木村洋二アナウンサーが出演するバラエティー「1×8いこうよ!」(日曜午後4:55、北海道ローカル)などの自社制作番組も好調だった。同局は「インターネットや動画などテレビ以外の選択肢が増える中、災害情報などはリアルタイムのテレビが頼りになる。今後は有事に限らず、リアルタイムでテレビを見てくれる人をどう増やすかが課題だ」とした。

なお、ビデオリサーチ社の21年度の北海道地区・MCR調査によると、STVは「よく見るテレビ局」「好きなテレビ局」(いずれも複数回答)および「最も好きなテレビ局」(単一回答)でそれぞれ道内トップとなり、幅広く支持を集めていることが伺えた。

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