グリーン離脱のタイガースが外野手補強 レイズからメドウズを獲得

日本時間4月5日、タイガースはレイズからトレードで強打者オースティン・メドウズを獲得したことを発表した。開幕ロースター入りが確実視されていた有望株ライリー・グリーンが自打球で骨折したため、外野手の補強が必要となっていた。一方、レイズはメドウズ放出の対価として若手三塁手アイザック・パレイデスと戦力均衡ラウンドBのドラフト指名権を獲得。ロックアウト終了後、数週間にわたってメドウズの放出を検討していることが報じられていたが、開幕直前にトレードを成立させた。

現在26歳のメドウズは、昨季レイズで142試合に出場して打率.234、27本塁打、106打点(自己最多)、OPS.772を記録。2019年には打率.291、33本塁打、89打点、OPS.922の好成績を残し、オールスター・ゲームに選出された経験もある。サービスタイムは3年74日であり、タイガースはメドウズがFAになるまであと3年保有可能。今季の年俸は400万ドルである。

現在23歳のパレイデスは、昨季タイガースで23試合に出場して打率.208、1本塁打、5打点、OPS.625を記録。AAA級トレドでは72試合で打率.265、11本塁打、42打点、出塁率.397、OPS.847をマークした。

タイガースは正中堅手として開幕ロースター入りする予定だったグリーンがオープン戦で右足に自打球を当てて骨折。左翼アキル・バドゥー、中堅ビクトル・レイエス、右翼ロビー・グロスマンという布陣で開幕を迎えると思われたが、ここにきてメドウズの獲得に成功した。メドウズが左翼に入り、バドゥーが中堅に回る布陣が有力だ。

なお、メドウズの4歳年下の弟であるパーカー・メドウズは、2018年ドラフト2巡目(全体44位)指名でタイガースに入団しており、メドウズ兄弟がタイガースで揃うことになった。現在22歳のパーカーは今春のオープン戦で3試合に出場して3打数3安打4打点1盗塁、OPS2.083の大活躍。今季はA+級で開幕を迎える見込みとなっている。

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