小樽・北運河散策にオススメの4軒!ランチやスイーツが美味しい地元民一押しの店

旅人へひとこと

小樽運河周辺を散策する観光の定番だけじゃなく、小樽には坂道や路地にも新しい発見がたくさんあります。

昔ながらの運河の風景が残る『北運河』はインスタ映え間違いなし

小樽へ観光でいらっしゃると『浅草橋』から『堺町通』を歩かれると思います。

定番の『北一硝子』『ルタオ』や『小樽芸術村』等の有名どころは見たよ!という方には、埋め立て前の運河の原風景が残る『北運河』がおすすめです。

漁船やクルーザーが目の前にあり、改修中の『旧日本郵船(株)小樽支店』は、令和5年にお目見えする予定。

以前解体の危機にあった北運河にある『北海製缶小樽工場第3倉庫』は、小樽市に譲渡され保存活用されることが決まりました。

実はこのあたりは某特撮テレビドラマのロケ地で、子供のころ敵のアジトと呼んでいたんですよ。

石造り倉庫群とともに運河周辺の象徴的な建物なので、保存が決まって良かったです。

今回は、小樽の『北運河』散策のひと休みにピッタリな、地元民が営むカフェを4軒ご紹介します。

札幌から日帰りでいらっしゃる方も多いかと思いますが、一泊してゆっくり小樽観光をするのもオススメですよ。

▼オススメのお店▼

1.大きく開かれた螺旋階段に目を奪われる!2階からは運河が見渡せる『ル・キャトリエム』

2.2019年オープン!小樽軟石の石蔵をリノベーションした『カフェ バー 石と鉄』

3.中央市場の隠れ家!落ち着いた雰囲気のおしゃれなカフェ『1cafe』

4.オープン5周年!小樽で珍しい自家焙煎の浅炒り珈琲がお薦め『Coffee House CHAFF』

1.大きく開かれた螺旋階段に目を奪われる!2階からは運河が見渡せる『ル・キャトリエム』

はじめにご紹介するのは『ル・キャトリエム』。

小樽観光でスイーツといえば堺町通りの『LeTAO』や『六花亭』、『北菓楼』をイメージする方が多いかもしれませんが、地元民は昭和11年創業の『館ブランシェ』、昭和4年創業の『あまとう』、大正8年創業で北海道で初めてアイスクリームを販売した『アイスクリームパーラー美園』が頭に浮かぶのです。

そしてこの『ル・キャトリエム』を経営するのは、『アイスクリームパーラー美園』4代目・漆谷シェフ。ル・キャトリエムはフランス語で4代目という意味だそうです。

スイーツは2階のカフェでもいただけますが、今回はテイクアウトでいただきました。

ケーキは左から、お店の名前になっている「キャトリエム」「いちごショート」「ガトーショコラ」です。

2020年から新型コロナウイルス感染症の影響で2階のカフェスペースはほとんど営業しておりませんでしたが、今年の4月1日より営業再開となりました。

通常営業に先立ち「ワインとランチの会/オサワイナリー&キャトリエム」が開催され、参加することが出来ましたのでご紹介します。

今、小樽祝津産のホタテを「おタテ」とネーミングし、ブランディングする「おタテ」ブランド化推進プロジェクトが進んでいます。

小樽は道東や三陸沖のホタテの原産地(稚貝の出荷元)なので、今回は『OSA WINERY』さんとのコラボでホタテに合うワイン「OTATE WAIN!」のお披露目会でした。

中央が今回新発売された「OTATE WAIN!」。

地元のデラウエアと旅路、ピノグリのブレンドで魚貝に合うスッキリとした味わいです。

前菜は漆谷シェフのフレンチの技術が生きた「マグロとアボガドのタルタル、キャビアのせ」「レバームース」「豚のリエット」です。

デザート(右)はマスカルポーネのムースにサクラのクリーム、上にゆかりのようにふりかかっているのはOSA WINERYの葡萄の絞りカスをフリーズドライにしたものです。ほのかに葡萄の香りがします。

中央はトリフチョコと砕いたマカロンのチョココーティーングでした。トリフチョコはサクッとした食感でチョコが口の中でスッと溶けて広がります。バレンタインデーやクリスマスなど特別な時にお目見えするスペシャリテです。

ランチでは本格的なフレンチがリーズナブルにいただけます。

今回はワインに合わせてワンプレート用意いただきました。

小樽産帆立のバター焼きや余市北島豚のローストポークなど、地元の食材を使っています。今回は白ワインに合わせて軽めのお料理ですが、4月から復活のランチではいろいろ趣向を凝らしてくれるようです。

尚、当面ディナーの予約は一組様のみという贅沢。1名でも20名でも一組のみとのことです。

ル・キャトリエム

〒047-0031 北海道小樽市色内2丁目3−1

2.2019年オープン!小樽軟石の石蔵をリノベーションした『カフェ バー 石と鉄』

2019年にオープンした『カフェ バー 石と鉄』は、ほとんどの期間新型コロナウイルス感染症の影響を受けた中での営業でした。

まん延防止等重点措置の解除に伴い、最近は満席になることもしばしばあるようになってきたそうです。

店舗前の無料駐車場が利用できるので、ドライブの一軒目に利用して計画を立てるのにもいいと思います。

カフェバーですがランチメニューが豊富でパスタやピザはもちろん、グリーンカレーやクロワッサンサンドなどもあります。

今回いただいたのは地鶏ガラスープの「フォーヌードル」です。

小樽ではアジアチックなフォーは、なかなかいただく機会がありません。

セットのドリンクは本格的なエスプレッソマシンで入れたカフェラテがお勧めです。

小樽では珍しい道産そば粉のガレットがおすすめ

ガレットは3種類、デザートのクレープもあります。「生ハムとサラミのガレット」はワインが欲しくなりました。

もちろん道産ワインもオンリストされていますが、私は車だったので諦めました。

カフェ バー 石と鉄 (Cafe Bar STONE and IRON)

〒047-0031 北海道小樽市色内2丁目2−8

3.中央市場の隠れ家!落ち着いた雰囲気のおしゃれなカフェ『1cafe』

『1cafe』は旧手宮線のすぐそば・運河までは徒歩4分くらい・小樽駅まで6分と好立地にあるので、観光の途中に立ち寄りたいカフェです。中央市場の南面に入り口があります。

隠れ家のような二階にはテーブル席が一つあります。予約・貸切で利用させてもらえるのでお店にお問い合わせください。

女性の店主さんお一人で切り盛りしているので、オーダーが重なるようなときは暖かい目で見まもってください。

何種類か選べるランチのセットから「シーフードドリア」をいただきました。海老や帆立がコロンと入っていて、ワインが欲しくなります。

お昼からビールやワインがいただけます。グラスワインも安くて美味しいものをいろいろセレクトしてくれています。

こちらのお店も2019年オープン、昼間から通しで飲めるカフェです。

お客様はインスタ映えを狙う若い女性とそのカップルがほとんどです。

手作り「ベイクドチーズケーキ」と「ガトーショコラ」がおすすめ

お客様の半数以上が頼むスイーツは外せません。定番のスイーツは「ガトーショコラ」と「ベイクドチーズケーキ」と「プリン」があります。

「ベイクドチーズケーキ」はなめらかでしっとり、クリームチーズの味がしっかり感じられます。

コーヒーは先ほどの『石と鉄』さんと同じで中央市場内の『Coffee House CHAFF』さんの自家焙煎珈琲豆を使用しています。

1cafe

〒047-0032 北海道小樽市稲穂3丁目11−2

4.オープン5周年!小樽で珍しい自家焙煎の浅炒り珈琲がお薦め『Coffee House CHAFF』

『Coffee House CHAFF』さんは『中央市場』の北面にあります。

先ほど紹介した『石と鉄』と『1cafe』のコーヒーは、こちらの特注焙煎豆を使用しています。最近はさっぱりとした浅炒りのコーヒーが好まれるようになってきました。

入店するとコーヒーロースターに目が行きます。

珈琲豆は「チャフブレンド」をはじめストレートコーヒーが数種類販売されています。

焙煎具合を1~3で表示してありますので、お好みの焙煎を選ぶことができます。

店内のテーブル席ではコーヒーを飲むことができます。「ORIGAMI」の可愛いコーヒーカップで提供されますよ。

頼んだストレートコーヒー「ニカラグア」は上品な酸味とシナモンのような独特の香りがありました。
焙煎やコーヒーの入れ方の比較する「CHAFF LAB.」と称するコーヒー実験室は事前の申し込みでお土産コーヒー豆付きで楽しめます。

コーヒーハウス チャフ (Coffee House CHAFF)

〒047-0032 北海道小樽市稲穂3丁目11−1

一泊してゆっくり「小樽」の美味しいお店や観光を楽しむ旅へ

定番の観光スポットはもう行ったことがある!という方に、オススメしたい『北運河』とその周辺にあるカフェをご紹介しました。

ステキな景色やお店・グルメがたくさんある小樽、ぜひ一泊してゆっくり楽しんでみてはいかがでしょうか?

北海道・札幌で「絶品スイーツ」を味わえる3軒!

札幌在住のグルメライターがお薦めする、絶品スイーツが味わえる札幌のカフェを3軒をご紹介しています!

https://gohantabi.jp/article/17987

■こちらでもオススメのお店などを紹介しています!

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*この記事は2022年3月時点の情報を基に作成しています。

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ライター:sanさん

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