ポラス暮し科学研究所がコールドドラフト対策を開発=リビング階段の特徴生かす

ポラスグループのポラス暮し科学研究所(埼玉県越谷市、小見豊社長)は、暖房機メーカーおよび階段メーカーとの3社間によって共同開発したリビング階段のコールドドラフト対策システムを今年1月に開設した住宅展示場「体感すまいパーク越谷」にある北辰工務店モデルハウスで初めて導入した。

同システム導入によって、上階から降りてくる冷気を抑制して足元の寒さを軽減。リビング階段の特徴である間取りの開放感を維持することができる。今後は年内にも、分譲住宅のモデルハウスへの導入も視野に入れており、さらにシステムの応用などにも取り組んでいく考えだ。

ポラス暮し科学研究所が同システムの開発を開始したのは3年前から。ポラスグループでは分譲・注文も含め、購入者の約7割が開放感と視覚的な広さを感じることができるリビング階段を希望しているが、冬場に冷気が上階から降りてくる「コールドドラフト」が発生する。

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