グラミー賞で伝説のドラマーを追悼 演奏シーンを集めた映像が流される

グラミー賞が、先月死去したフー・ファイターズのドラマー、テイラー・ホーキンスを追悼した。

3日、ラスベガスのMGMグランド・ガーデン・アリーナで開催された式典でステージを披露する予定だった同バンドは欠席。司会のトレヴァー・ノアがテイラーへ向けた追悼の言葉を語った。

「ここで私がフー・ファイターズの紹介をする予定でした。グラミー賞で3冠を達成したことを彼らと喜ぶはずだったのです」

「しかし彼らの伝説的ドラマー、テイラー・ホーキンスの悲劇的な死によって彼らはもちろんここにはいません」

「テイラーの家族、友人、フー・ファイターズ・ファミリー、そして世界中にいる彼らの友人たちへお悔やみの言葉を送ります。テイラーを偲ぶ時間を取りたいと思います」

このスピーチ後、同バンドの『マイ・ヒーロー』に合わせてテイラーの演奏画像を集めた映像が流されていた。

そして「イン・メモリアム」のコーナーではベン・プラット、シンシア・エリヴォ、レスリー・オドム・Jr、レイチェル・ゼグラーらが昨年11月に91歳で死去したブロードウェイミュージカルの巨匠スティーヴン・ソンドハイムの代表曲を歌い上げ故人を偲んでいた。

まずベンが『ノット・ア・デイ・ゴーズ・バイ』『メリリー・ウィー・ロール・アロング』を披露、続いてシンシアとレスリーによる『センド・イン・ザ・クラウンズ』、最後にレイチェルによる『ウェストサイド物語』からの『サムホエア』で締められていた。

同コーナーでは他にも、ザ・ローリング・ストーンズのチャーリー・ワッツ、ミートローフ、DMX、エヴァリー・ブラザーズのドン・エヴァリー、ヴィセンテ・フェルナンデスらの死が惜しまれていた。

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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