東北新幹線は14日に全線再開 復旧が順調に進み予定を早める

JR東日本は、東北新幹線の全線再開を14日に前倒しする予定だと発表しました。仙台−福島間でも復旧作業が順調に進んでいることなどから予定より1週間程早めたということです。

JR東日本深沢祐二社長「全線運転再開予定を4月14日木曜日とさせていただきます」

東北新幹線は、3月16日に発生した最大震度6強の地震により白石蔵王駅の南で列車が脱線したほか、電柱や架線などに大きな被害が出て、地震直後は盛岡から那須塩原までが不通となりました。

その後、区間ごとに順次運転を再開し、現在は仙台と福島の間だけが運休となっています。

JR東日本は5日、仙台−福島間についても復旧作業と安全確保の見通しが立ったとして、当初は20日前後にしていた全線の運転再開を、1週間ほど早めて14日にする予定だと発表しました。

復旧が進んだ要因についてJR東日本の深沢祐二社長は、あまり大きな余震が無かったことも影響したと説明しました。

全線で再開した後も、郡山と一ノ関の間では徐行運転をするため、当面は臨時ダイヤになるということです。

平常運転の再開は、早くてもゴールデンウィーク明けになる見込みです。

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