新型コロナ445人感染 広瀬大分県知事「今は非常に大事な時」

 新たに445人が新型コロナウイルスに感染したことが分かりました。感染が再拡大していることを受けて、県は対策会議を開き、改めて注意を呼び掛けました。

 広瀬知事「(BA.2は)感染力が強いと言われていますから、今は非常に大事な時」

 対策会議では、3月下旬から新規感染者数が増加傾向にあり、オミクロン株の派生型で感染力が強いとされる「BA・2」の感染者が先週県内でも確認されたことを受け、改めて注意を呼び掛けました。

 県では3回目のワクチン接種を更に加速させるため、県庁に設置している県営接種センターでモデルナ製に加え、ファイザー製のワクチン接種を7日から始めます。

 一方、幼児教育・保育施設での登園自粛で乳幼児の感染者数が減ったほか、高齢者施設のクラスターも減少したことから、入学式の自粛などは求めないとしています。

 また、旅行代金が割り引きになる「新しいおおいた旅割」の対象に、熊本などこれまでの6つの県に加え山口や愛媛からの観光客も含まれることになりました。この決定に行楽地は・・・

 別府地獄組合 高橋 康也さん「四国全般に言えるがお客の数が減ってきているので、回復に繋がればと思っている」別府市民「賛否あると思うけど感染対策に気をつけてたくさんの人に来てほしい」

 山口は8日から、愛媛は11日からの旅行が対象となります。

 4月5日に判明した新たな感染者は445人でした。

 年代別で見ると20代が88人と最も多く、続いて10代が77人、40代が70人と続きます。

 居住地別では大分市が過去最多の279人、次いで別府市が36人など姫島村を除く全ての市と町で感染者が出ています。

 クラスターも新たに発生していて、大分市での会食のほか、事業所、幼児教育・保育施設、別府市の学校、計4件です。

 感染状況を示す各項目では、県全体の病床使用率と直近1週間の感染経路不明者の割合はわずかに下がっていますが、人口10万人当たりの新規感染者数は増えています。

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