1億円の遊具設置 その目的は… 大分

 豊後大野市に大型の遊具が完成し、5日、お披露目されました。その事業費は約1億円!設置した狙いは何なのでしょうか。

 豊後大野市の大原総合公園に設置された大型の遊具。芝生広場として親しまれていた一角の約2000平方メートルの敷地に、巨大な遊び場が登場しました。5日、オープニングセレモニーが開かれ、地元の園児などに初めてお披露目されました

 松尾大地・記者リポート:

「こちらの遊具ですが児童用エリアや幼児用エリアさらに乳児用のエリアも設置され年代ごとに遊ぶことができ 

るんです。」

 遊具は全部で49種類。年齢や障がいの有無などに関わらず使いやすいユニバーサルデザインのものも設置され、様々な人が遊べる環境が整っています。

 遊具を利用した母親

「兄弟も多くて年齢もバラバラだと遊ばせやすいいろんな遊具があると」

 総事業費は約1億円。津久見市のつくみん公園にある大型遊具と同規模の費用です。そして、この遊具にはある特徴が・・・。

 松尾大地・記者リポート:

「こちらの遊具、観光地でも有名な原尻の滝をモチーフにしたものなんです。」

 緒方町の原尻の滝に、大野町の沈堕の滝、さらには、豊後大野市を含む宮崎県・熊本県にまたがる祖母山。市の観光名所9カ所がこの遊具の中に散りばめられているんです。豊後大野市は、現在、サウナでの町おこしやジオパークのPRなど観光に力を入れていて、名所をモチーフにしたこの遊具で人を呼び込めたらと期待を寄せています。

 豊後大野市教育委員会社会教育課・岡部司課長

「(遊具で)ジオパーク巡りをしていただいて豊後大野市のことを多く知ってもらえるそういう拠点にもなれれば」

 市は今後、イベントなどでこの公園を活用したいとしています。

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