大ベテランの人気歌手、がんで死去 93歳 晩年はホスピスに

米カントリー歌手のC.W.マッコールが死去した。93歳だった。1975年のヒット曲『コンボイ』で知られたマッコールが、がんのため1日コロラド州オウレイで息を引き取ったという。

マッコールの息子ビル・フライズ3世は、2月にワシントン・ポスト紙に父親ががんにより、ホスピスに入っていることを明らかにしていた。

音楽業界に入る前には、広告の仕事をしていたマッコールは、70年代初期に食パンのCMにトラック運転手のC.W.マッコールというキャラクターで出演、同CMが賞を受賞する成功を収めたことが歌手デビューへと繋がった。

マッコールの最大のヒット曲『コンボイ』は、チャートのトップに輝いたほか、クリス・クリストファーソン、アリ・マッグローらが出演した同曲を基にした映画も製作された。

また同曲は、最近ではカナダにおける新型コロナウイルスのワクチン接種義務や規制に反対の意を示す運動「フリーダム・コンボイ」に使用されたことでリバイバルを果たしていた。

また、マッコールは、1986年から1992年にかけて地元オウレイの町長を務めていた。

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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