新潟県糸魚川市内にある水力発電所「新姫川第六発電所」が営業運転を開始

5日に営業運転を開始した「新姫川第六発電所」

デンカ株式会社(東京都中央区)と北陸電力株式会社(富山県富山市)の共同出資会社である黒部川電力株式会社(東京都千代田区)は、新潟県糸魚川市内にある水力発電所「新姫川第六発電所」の営業運転を5日に開始した。

新姫川第六発電所は最大出力2万7,900kW、年間最大で約8,770万kWh の発電量(純増)を見込んでおり、水路式の発電としては有数の能力を有している。この稼働により年間約4万1,000トンの二酸化炭素排出量削減となる。

デンカでは現在、黒部川電力社(6か所)を含め、自家水力発電所を姫川流域、青海川流域に計16か所保有していて、今回の新姫川第六発電所は17か所となる。最大出力は合計で約18万世帯の電力に相当する約14万kWで、民間製造業においては国内第2位の規模という。

© にいがた経済新聞