シーツやカバーをこまめに洗濯する人は多いが、枕となると「最後に洗ったのはいつだっけ」という方もいるのでは。そもそも低反発性や羽毛など洗えない素材の枕もかなり出回っている。だが、衛生の点から見ると枕は4～6カ月ごとには洗うべきだという。「スタイリスト」誌が伝えた。
イギリス人が生涯でベッドに横たわっている時間は22万7760時間。これは年数に直すと約33年分に相当する。人生の3分の1以上ともいえる時を過ごす場所なのだから、なるべく心地よく清潔にしたいものだと同誌は語る。シーツを洗う頻度が人によってずいぶん異なるという話はよく聞くが、枕も同様。枕は頭皮からの皮脂や汗を吸収するのでダニやカビの温床になる条件がそろいやすい。フケが落ちたりヘアケア製品が付いたりもするので、専門家は、カバーだけではなく枕本体も4～6カ月ごとに60度以上の熱めのお湯で洗った方が良いと勧めている。これを怠ることで顔の湿疹、ひどいときは健康被害なども起きることがあるという。寝心地で選ぶことが多い枕だが、洗濯ができるかをチェックするのも大事なようだ。
