宇都宮の観光情報を手軽に グーグル連動のマップ作製 観光コンベンションと市

項目ごとに施設が検索できるデジタルマップ

 【宇都宮】観光客に市の観光情報を気軽に入手してもらおうと、宇都宮観光コンベンション協会と市は、市の観光デジタルマップを作製し、同協会ホームページ(HP)で3月31日に公開した。米グーグルの地図サービス「グーグルマップ」と連動させ、経路案内も簡単に利用できる。

 今秋の「いちご一会とちぎ国体・とちぎ大会」やアフターコロナを見据え、マップによって誘客と市内周遊を促す。同協会と市は、これまでも紙やスマートフォンアプリで観光マップを配布してきたが、HPへのアクセスだけで利用できるようにした。

 マップに掲載したのは、「ギョーザ」「ジャズ・カクテル」「観光」「食べる」などの8項目。項目ごとにまとめて関連施設を検索できるほか、施設ごとの概要や写真、料金支払い方法、駐車場の有無などの情報を確認できる。4月1日現在で閲覧できる施設は205件で、最終的に300件ほどに増える予定。

 グーグルマップとの連動で現地までの経路案内が利用できるほか、英語、フランス語、韓国語など7カ国語の自動翻訳にも対応している。同協会の担当者は「市に来たときに検索をして、周囲に何があるか知って周遊してもらいたい。(施設までの)距離が分かるので、ルートも決めやすいと思う」と話している。

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