シンポ「沖縄復帰50年を問い直す」28日ネット配信 玉城知事、松原耕二キャスター講演 琉球新報と毎日新聞など共催

 第2次世界大戦後、米国の施政権下にあった沖縄が1972年5月15日に日本に復帰して今年で50年になります。これを記念し、28日午後1時から、東京都千代田区の日本プレスセンターでシンポジウム「沖縄復帰50年を問い直す」を開催します。琉球新報社、毎日新聞社、一般社団法人アジア調査会共催、BS―TBS後援です。

 オンラインでも配信します。無料。新型コロナウイルスの感染状況によってはオンライン配信だけになる可能性もあります。

 県の玉城デニー知事▽松元剛・琉球新報取締役編集局長▽松原耕二・BS―TBS「報道1930」キャスターがそれぞれ基調講演し、五百旗頭(いおきべ)真・アジア調査会会長▽真喜屋美樹・沖縄持続的発展研究所所長▽宮城大蔵・上智大教授―の3氏と玉城知事によるパネルディスカッションがあります。

 <開催日時>28日午後1時から(オンライン配信は午後0時半入室開始)。

 <定員>配信は1000人(お申し込みの方には参加URLをメールで送ります)。

 <申し込み>オンライン視聴の申し込みはhttps://lp.ryukyushimpo.jp/okinawa50?utmsource=newspaper&utmmedium=qr&utm_campaign=okinawa50から。締め切りはオンライン配信視聴は25日。会場への参加は毎日新聞社のサイトから。
 
 沖縄復帰50年を問い直すシンポジウムの登壇者略歴は次の通り。
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■基調講演
 玉城デニー(たまき・でにー)1959年うるま市出身。上智社会福祉専門学校卒。ラジオパーソナリティー、タレント、沖縄市議1期、衆院議員4期を経て、2018年から県知事。
 松元剛(まつもと・つよし)琉球新報社編集局長。1965年那覇市生まれ。社会部警察・司法担当、中部支社報道部などを経て政経部基地担当、編集委員として通算9年間基地問題を追う。経済部キャップ、政治部長、編集局次長兼報道本部長、読者事業局特任局長などを経て2019年4月から現職。
 松原耕二(まつばら・こうじ)BS―TBS「報道1930」キャスター。「報道特集」ディレクター、NY支局長、「NEWS23クロス」キャスターなどを経てフリーに。ドキュメンタリー「フェンス~分断された島・沖縄」で放送文化基金優秀賞。著書に「反骨~翁長家三代と沖縄のいま」など多数。
■パネル討論
 五百旗頭真(いおきべ・まこと)1943年兵庫県生まれ。法学博士(京都大学)。神戸大教授、防衛大校長、熊本県立大理事長を経て現在、一般社団法人アジア調査会会長。昨年6月から宮内庁参与。著書に「米国の日本占領政策(上・下)」など。
 真喜屋美樹(まきや・みき)1968年旧コザ市生まれ。専門は都市政策。博士(学術)。著書に「沖縄論」(共著)、「島嶼沖縄の内発的発展」(共著)ほか。元県振興審議会委員。公立大学准教授を経て沖縄持続的発展研究所所長。
 宮城大蔵(みやぎ・たいぞう)1968年生まれ。92年、立教大法学部卒業後、NHK記者として沖縄放送局に勤務。2001年、一橋大大学院博士課程修了。博士(法学)。政策研究大学院大学助教授などを経て上智大教授。元内閣官房国家安全保障局顧問。著書に「戦後アジア秩序の模索と日本」など。
 司会・前田浩智(まえだ・ひろとも)1960年生まれ。毎日新聞社の政治部記者として首相官邸、自民党、公明党、外務省などを担当し、小泉純一郎政権では首相官邸キャップ。政治部長、編集編成局次長、論説委員長を歴任し昨年4月から主筆。

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