旬の食材で家族4人・たった1000円でボリュームいっぱい!さらにカラダが喜ぶメニューできちゃいました!

値上げ値上げで節約の折・・・家族4人で1000円でできちゃうレシピをご紹介。

1000円で4人家族が喜ぶ ごちそうレシピ。旬の食材で作る、家計にやさしく、手軽でおいしい料理ばかりです!

札幌市中央区、薄野と狸小路の中間にある、通称「都通り」。駅前通りから入ってすぐのところに建つこちらのビルの中に今回、企画に協力してくれるお店があります。

創作和食の居酒屋「みわく」のご主人、渋谷さんは寿司、ラーメン、中華料理からイタリアンまで、さまざまな飲食店でその腕をふるってきた料理人。

お店のウリは、全道30箇所以上の産地とつながりを持ち直接仕入れているという“旬の食材”四季の移り変わりを目で、舌で楽しめるアイデアメニューの数々はボリュームも抜群。幅広い層に人気です。素材だけではなく味付けにも独自の強いこだわりをもつ渋谷さん…

渋谷さん『自家製の塩麹です。発酵してできるまで2〜3日、長ければ十日以上かかるんですけど、発酵していく間の過程が子育てみたいで楽しいですね。』

「塩麹」はご存じの方も多いでしょう。

発酵で生まれる旨味や甘味がプラスされ、料理に使えば、まろやかさと深いコクを出すことができる万能調味料です。
お店では塩を入れる代わりに塩麹を使うことも。塩やしょうゆを使うよりも旨味があるので、少しの量で味のボリュームがでるんだそうです。

さらにお手伝いしてくださるのは元々お店のスタッフで、渋谷さんのマラソン仲間、中村さん。
ランナーであり、栄養士と調理師の資格をもっている、今回の強力な助っ人。

渋谷さん『旬の食材を美味しく簡単に、調理できるというのをテーマに頑張らせていただきます。』
中村さん『私はやはり、走るので、すごく食べるので、体が喜ぶような料理を作りたいと思います。』

今回は野菜を中心に素材をチョイス。お家にある調味料をのぞいてたった1000円以内の「節約予算」で、いったいどんなレシピが飛び出すんでしょうか?

「旨塩サラダ」

4人分の材料がこちら。費用は 211円。

「塩麹」のちょっと変わった使い方に注目してご覧ください。実はお店でも人気のサラダのアレンジ版なのだとか。

まず、豆苗は、根元を切って、食べやすい大きさに3等分。切ります。野菜たっぷりのサラダ、白菜の切り方に注目。
中村さん『よく鍋とかに(白菜を)入れる時は、白菜の繊維に剃って切るんですけど、逆らって切ることで、歯応えが出て美味しいので。』

野菜は、シャキッとした食感を出すため、水にさらしておきます。その間に、ドレッシングを作ります。

作り方はとっても簡単。酢、サラダ油と市販のイタリアンドレッシング。そこに加えるのが渋谷さんこだわりの「塩麹」です。空いたペットボトルを活用するととっても便利。これで「塩麹ドレッシング」が完成しました。

野菜は、ペーパータオルで水気を切ってから盛りつけて…できあがり!

このドレッシングは白身の魚にもあうので、カルパッチョ風にしてもすごく美味しい味付けに。

材料費は、211円。「塩麹」で旨味が増すシャキシャキ野菜の歯応え抜群サラダです!

「春にら、玉とじ」

春を代表する野菜といえば道南の「春にら」がこの時期とってもお手頃でおいしいですよね!材料費は調味料を除いて212円です。

にらをカットしていきます。にらは一株で、何回も作られていきます。春の1番にら、2番にら、3番にらが柔らかくて香りも強くて美味しいですね。

椎茸は笠の部分と軸に分けて、笠を薄くスライス。ポイントは軸も実はすごく出汁が出るので、軸は裂いて使います。
旨味を出すためのきのこなので、椎茸がなければ、しめじでもえのきでも冷蔵庫に入っているものを利用していただければ・・・とのこと。

ふんわり仕上げるために、卵は、念入りにかき混ぜます。鍋に、砂糖、めんつゆ、ひき肉を入れます。

鶏の胸肉を細かく刻んだり ですとか、他のお肉で代用も。卵以外の材料を鍋に全部投入。強火で火にかけます。具材を麺つゆと馴染ませながら、アクは、まめに取り除きます。鍋の縁の方から、湧いてくるので、鍋の縁から卵をゆっくり回し入れます。蓋をして弱火で1分半まてば、出来上がりです。

春にら玉とじの完成です。

今が旬、風味豊かな「春にら」を使った卵とじ。かかった費用は、212円でした。

「きつねコロッケ」

4人分の材料がこちら。費用は、305円です。

こちらのレシピは手間も、後片付けもらくちんな「油で揚げない」コロッケです。しかも調理時間は15分程度という時短メニュー。

揚げないけどサクサク!揚げないけどボリューム満点!工夫すればほかにも応用できますのでどんどん真似しちゃってください。コロッケにするときは男爵がおすすめ。ホクホクします!

ジャガイモの皮を剥いていきます。電子レンジにかけるので、食べやすい大きさに切っていきます。一口大にカットしたじゃがいもを電子レンジで4、5分温めて柔らかくします。
その間、コロッケのタネに混ぜるみじん切りした玉ねぎと豚のひき肉を炒めて、塩こしょう柔らかくなったじゃがいもを潰します。

中村さん『コロッケ食べたいけど、家で油を使いたくないし、食べる量を制限して体重を落としたいなどいう時とかにぜひ、と思いました。』

塩胡椒で味付けした玉ねぎと豚ひき肉を中に入れます。さらに味付け。カレー粉、粉チーズ。オイスターソース、しょうゆと砂糖・・・。コロッケの具を準備して・・・。

さぁここからが注目です。

菜箸みたいな丸いもので圧をかけて、2、3回。コロコロしていただきます。そうすると、油揚げを開きやすくなります。
そして、油揚げの内側を裏返しにします。

あとはお団子にして、油揚げの袋の中へ詰め込む感じで入れます。(あとは、口を閉じるように丸めて・・・)これで準備OK。

今回は全部火が通っているので、面の皮が焦げ目がつけばあとは、食べられます。オーブントースターで5〜6分。油揚げの表面に焼き色がつく程度に加熱。焼き色がついたら、半分にカットして、出来上がり・・・。

こちらが、見た目も可愛い、きつねコロッケ。材料費305円。

カレー風味のジャガイモも美味。揚げないコロッケで食器洗いも断然、楽!ぜひ、真似してみてください。
ここまで3品でかかった費用は、合計728円。

残りの予算は272円です。 残り252円の予算でなんと渋谷さんある旬の食材を使って「ステーキ」を考えてくれました!

「キャベツステーキ ツナソース」!

春が旬の代表的な野菜「キャベツ」4人分の材料費は、228円。
ツナをソースに使うことで簡単・時短で仕上げます!

キャベツは半分に切り、さらにもう半分に切ります。4等分です。

カットしたキャベツをラップで包んで、レンジでチン。短時間で中まで加熱できるのでキャベツの芯も美味しく食べることができます。

加熱している間の時間を利用して、今度はソースを作っていきます。このソース、本当に簡単で、材料を入れて混ぜるだけ。

ツナ缶のオイルはうまみがたっぷり。捨てずに使います。みそ、酢、さらにマヨネーズを入れて混ぜれば…ツナソースのできあがり!キャベツのステーキということなので、ヘルシーなんですけど、このツナを入れることで旨味とコクが増します。レンジでチンしたキャベツにちょっと手を加え、風味をアップ。

それが焼き色!まず、強火で火をかけて。オリーブオイルを回し入れます。キャベツに弱火から中火で軽く焼き目をつけます。
さぁ、色がついたところで・・・。(フライパンの)縁に、しょうゆを回し入れます。そうすることで、少し香ばしさと味が馴染みます。
あとは、焼き色がついたキャベツを食べやすい大きさにカットして、ツナソースをかければできあがりです。
芯まで食べられるキャベツのステーキ。
費用は、4人分で228円。
香ばしいキャベツの味をじっくり堪能しましょう!

調味料を除いて、1000円以内に見事、収まりました!

低予算で、ボリュームのあるものをと考えるとやはり、最初に思いついたのが旬な野菜だったとか。

今回のメニューは、野菜を余すことなく食べていただけるメニューになっていますので、是非みなさんもご家庭で旬なものを食べて下さい!

© HTB北海道テレビ放送株式会社