古川雄輝が重大発表!?「実はネコを2匹飼っています」

4月からスタートする、古川雄輝主演の連続ドラマ「ねこ物件」(tvk=4月8日スタート 金曜午後11:00、TOKYO MX=4月15日スタート 金曜午後6:30、BS11=4月21日スタート 木曜午後10:30。ほか順次放送/https://neko-bukken.com/onair/)の制作発表会見が行われ、主演の古川をはじめ、細田佳央太、上村海成、BOYS AND MEN・本田剛文、松大航也、綾部真弥監督が登壇。この場で、映画化も発表された。

本作の舞台は、猫付きシェアハウスの「★★(二星)ハイツ」。ネコを愛し共に暮らす二星優斗(古川)を主人公に、夢を追う同居人たちとの人生模様の中で、ネコを通しての人とのつながり方や、新しい家族の形を描く究極の癒やしエンターテインメント。

古川は「とにかく僕は、デビュー当時から『ネコが好き』という話をしていて、ネコの作品に出演したいという思いがありましたので、こういう形で出演させていただけてうれしい気持ちでいっぱいです」と熱い思いを口にした。しかし一方で、ネコとの共演には苦労もあったようで、「ネコは好きですが、お仕事をするとなると話が違って…(苦笑)。自由気ままで言うことを聞いてくれないんですね。そこがかわいいんですけど、基本的に現場はネコ優先で、ネコがご飯を食べてるからそれを撮ろう、キャットタワーで遊んでるからそこで撮影しようという感じで、大変でしたが、癒やしでもありました」と振り返った。

シェアハウスの入居希望者で、司法浪人生・立花修を演じる細田は、撮影現場の様子を「僕と上村くんはとにかく人見知りで(笑)、初日は2人とも下を向いたままでした。でも、ずっと同じ場所で連日撮影をしていたので、撮影が進むにつれて、ワイワイした感じで最終的には、『二星ハイツ』にいるんじゃないかっていう雰囲気のよさがありました」と回想。

俳優志望の島袋毅に扮(ふん)した上村も、「初日に入った時は誰もしゃべらない…しゃべっちゃいけないのかな? というくらい静ひつな空間が広がっていましたが(笑)、日を追うごとに『うるさい!』と言われるくらい、騒がしく和気あいあいとした雰囲気になっていって楽しかったです」と語り、台湾人の留学生・ファン役の松大も「僕がクランクインするのが一番最後だったんですが、みんな仲良くて、輪に入りやすかったです」とうなずいた。

さらに、プロボクサーを目指す矢澤丈役の本田は、「これまで演じてきたのはだいたい眼鏡をかけた真面目小僧の役だったので、生まれて初めてのスポーツマンをやるということで、『どうかな?』と思いながら一生懸命演じさせていただきました!」と力強くアピールした。

また、舞台あいさつには、報道陣に加えて、古川のオンラインサロンのメンバーも招待されており、途中、MCが古川から重大な報告があると告げると、集まったファンはやや身構えた。すると古川は「全然、重大じゃないです。台本には“重大”と書いてあったけど…」と苦笑し、「今まで、ネコの取材を受けるたびに僕は、『ネコカフェに行って楽しんでます』と言ってたんですが、実は僕、ネコを2匹飼ってまして」と告白。アメリカンショートヘアーのルークと、たまたま拾ったというステラと名付けたネコを飼っていると明かした。「ネコの作品への出演が決まったら言おうと思っていましたが、言うタイミングを逃してしまいました。公表する時のために子猫の時から一緒に写真を撮ってきたんですが、もう大人になってしまいまして…」と申し訳なさそうに話を続け、「でもこれで、堂々と『2匹飼ってます』と言えます」と安堵の表情を浮かべた。

続く質問コーナーでは、劇中に出てくる「二星ハイツ」に実際に入居したいかを聞かれると、上村、松大、綾部監督は「YES」と挙手。上村は「撮影の時、毎日通って楽しかったし、ネコたちがかわいかったので。家賃も安いですし」とその理由を回答し、松大も「上村くんが言ったことにプラスして、日本家屋の匂いがすごくいいです」と付け加えた。

そこで、綾部監督が「居心地のいい空間を作ろうと思っていたので…古川くんが挙げてないと聞いて、ちょっとショックです」と胸中を明かすと、古川は「高校の3年間、寮生活だったので男性同士で住む空間はもういいかな…。僕自身、あんまり人間関係を築くのがうまくないので、1人でいた方が」と釈明。本田も「僕もネコを飼っているので、『二星ハイツ』は楽しいと思うけど、浮気してるみたいな気持ちになっちゃう(笑)。たまに遊びに行くならいいけど」と飼いネコを思っての意見だと説明し、細田は「人見知りですからね(笑)。それと『二星ハイツ』に入るには、大前提としてネコに認められなければいけないけど、その勇気がないです(笑)」と述べた。

さらに、「ネコの魅力を5個以上言えるか?」という質問に、古川と細田はまさかの「NO」と回答。これには会場全体が驚きに包まれたが、古川は「その子のよさは言えるけど、『ネコの』って難しいですよね。個別のネコの寝てる時のあの顔とか、ご飯を食べてる時の食べ方とかはあります。ルークは『ニャー』と鳴かず、『プスッ』って言うんです」と口にし、細田も「短い時間とはいえ、『二星ハイツ』に入ったので、生半可なことが言えなくなったと思います」とネコへの愛とリスペクトゆえの回答だったと説明した。

そして、会見の最後には、綾部監督からサプライズで、本作の映画化が発表され、会場は驚きとともに温かい拍手に包まれた。「劇場版ねこ物件」は、8月に公開予定となっており、綾部監督は「このメンバーはもちろん全員出ていますし、ドラマから見ていただくと、さまざまな伏線や人間関係などより深く楽しんでいただけます!」と見どころをアピールし、古川は「ドラマとつながっていまして、ドラマで回収できなかったことや、優斗の過去なども描かれています。引き続き、癒やし系作品であり、楽しめると思いますし、ニャンコもたくさん出てきます」とメッセージを寄せた。

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