TEAM MACHが2022年参戦体制を発表。新加入の冨林と2年目の平木玲次のコンビで初優勝目指す

 4月6日、スーパーGT GT300クラスに参戦するTEAM MACHは、2022年の参戦体制を発表した。すでに第1戦岡山のエントリーリストに記されているとおり『マッハ車検 エアバスター MC86マッハ号』という車名となり、新加入の冨林勇佑と2年目の平木玲次のラインアップで、初優勝を目指す。

 2002年に当時のJGTC全日本GT選手権に、アニメ『マッハGOGOGO』のカラーリングのマシンが登場して20年。TEAM MACHは迎える新シーズンに向け、引き続きGT300マザーシャシーの86 MCを使用しヨコハマを履くが、ドライバーラインアップを変更することになった。

 新たに加わった冨林は神奈川県横浜市出身の25歳で、eスポーツレーサーとして2016年にグランツーリスモ世界大会で優勝。2018年からリアルの世界でデビューし、2020〜2021年と2年連続でスーパー耐久ST-3クラスでチャンピオンを獲得してきた。今季はリアルとバーチャルの二刀流で、念願のスーパーGTデビューを飾る。

 コンビを組むのは、2年目の平木玲次。茨城県水戸市出身の24歳で、レーシングカートからスーパーFJ、FIA-F4とフォーミュラ参戦を経て2021年にTEAM MACHからGTデビュー。兄の平木湧也(HELM MOTORSPORTS 320)との兄弟コンビで注目を集め、今季は全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権にも出場する。

 このチーム体制に加え、全国2,000台以上の救急車に搭載され、サーキットでもおなじみのオゾン除菌脱臭機『エアバスター』を展開する三友商事がチームに協賛することになった。GTNETとともに強力な体制で激戦のGT300での初優勝、ランキング上位を目指す。

「今年は、去年から速さと安定した走りを実践できる2年目の平木玲次選手と、岡山国際サーキットと富士スピードウェイで開催された公式テストで、新人では稀にみる安定したドライブをした冨林勇佑選手を採用し戦うことになりました。このふたりなら優勝を狙えると思います」とTEAM MACHの玉中哲二代表も自信をみせる。

 そして、スーパーGTデビューを飾ることになった冨林は「まずはじめに、今回走るチャンスをくださったTEAM MACH玉中代表、GTNET尾本直史監督代理、日々スポンサードいただいている三友商事 大門正義社長、デルタモータースポーツ田中延男代表に感謝致します」と語った。

「憧れのスーパーGTの舞台、しかも僕が幼い頃からずっとスーパーGTに参加されているTEAM MACHから参戦させていただけるということでとてもワクワクしていますし、長年参戦されているノウハウを勉強させていただき、アドバイスをいただきながらチームメイトの平木玲次選手、ヨコハマタイヤと協力をしながら優勝を目指し頑張りたいと思います。皆さま応援をよろしくお願い致します」

 また継続参戦となる平木は「今シーズンもTEAM MACHよりスーパーGTに参戦できることを嬉しく思います。今年で参戦2年目となりますが、昨年の鈴鹿大会ではトップを走行するも残り10周で優勝を逃してしまったことを悔しく思っています」と語った。

「この経験をしっかりと今シーズンのレースに活かしていきたいと考えています。ヨコハマタイヤの高いポテンシャルと熟成されたMC86を活かし、最大限のパフォーマンスを発揮して優勝を目指します。皆さま応援をよろしくお願い致します」

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