県立看護大学(新潟県上越市)と県立十日町看護専門学校(新潟県十日町市)が入学式を実施

新潟県立の看護学校である県立看護大学(新潟県上越市)と県立十日町看護専門学校(新潟県十日町市)が6日、入学式を開催した。

県立看護大学では、看護学部看護学科95人、大学院看護研究科博士前期課程6人、博士後期課程1人の計102人が入学した。

県立看護大学の小泉美佐子学長は「看護師は高齢化もあり、その需要は年々高まるばかりだ。新型コロナウイルス感染症の最前線で働く医師や看護師の厳しい労働環境が報じられたが、看護の価値を再認識する機会になったとも言えるだろう。そのような中で看護大学に入学したその志を、大変うれしく思う」と挨拶した。

看護学部看護学科入学生代表の沼波里菜さんは「この大学に入学できたことを誇りに思う。常に向上心を持ち続け、夢の実現に向けて有意義な学生生活を送りたい」と宣誓した。

新潟県立看護大学入学式の様子

新潟県立看護大学の小泉美佐子学長

一方、十日町看護専門学校では、第3期生として37人が入学した。十日町看護専門学校は2020年に開校した新しい学校で、学生は3年間看護について学ぶ。なお、2年生は38人、3年生は34人在籍している。

十日町看護専門学校の塚田芳久学校長は「新潟県は医師が少ないので、医療を支えるには看護師が必須だ。地域医療に貢献する看護師の要請は重要性を増し、その需要も多い。全員卒業、全員国家資格合格を目標に同級生が一致団結して努力してもらいたい」と話した。

3年生の星野真季さんは「1年生から3年生まで揃うのでうれしい」と新入生に歓迎の言葉を述べた。そして新入生代表として宣誓した矢代塔子さんは「医療に貢献したいと思い、看護師を志した。勉学に励みたい」と語った。

新潟県立十日町看護専門学校の入学式の様子

新潟県立十日町看護専門学校3年生の星野真季さん

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