鷹、開幕からの連勝は8でストップ 9回土壇場で追いつくも守護神・森が初黒星

ソフトバンク・藤本博史監督【写真:藤浦一都】

先発の和田は6回途中まで4安打1失点と好投するも…

■オリックス 3ー1 ソフトバンク(6日・PayPayドーム)

ソフトバンクの開幕からの連勝が8で止まった。6日にPayPayドームで行われたオリックス戦。1点ビハインドの9回に上林の適時打で追いつき延長に持ち込んだものの、延長10回に守護神の森が勝ち越し点を献上。今季9試合目にして初黒星を喫した。

前日の試合で二塁にヘッドスライディングした際に左肩を痛めた柳田が診察を受けるために試合前練習に不参加。ベンチ入りメンバーに名前はあったものの、スタメンからは外れた。前十字靭帯断裂の怪我を負った栗原と共に、核を欠いた打線はなかなか得点を奪えなかった。

初回先頭の三森が右前安打で出塁。柳田に代わって3番に入った松田が四球で繋ぐも、グラシアルが右飛、中村晃が遊ゴロに倒れて無得点。4回、5回と四球などで2死一、二塁のチャンスは作ったものの、ここでもあと1本が出なかった。

だが、9回に中村晃の四球と代打・牧原大の中前安打で2死一、三塁とすると、代打・上林の適時打で追いつき、試合は延長へ。だが、10回、マウンドに上がった森が後藤に中越えの適時三塁打、宜保にも右前適時打を許して2点を勝ち越された。その裏、打線が反撃できずに、9試合目にして初黒星となった。

オリックスは4回に吉田正の右中間を破る二塁打の間に先制。先発の田嶋が7回途中まで2安打無失点と好投。守護神の平野が同点に追いつかれたものの、延長10回に代打・後藤が中越えの適時三塁打を放ち、これが決勝打となった。(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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