先日、リールのジョスラン・グルヴェネク監督と衝突したことでチームから追放されたと伝えられるアテム・ベナルファ。
かつては天才ドリブラーとして高く評価されたが、35歳になった今も問題児として様々なトラブルを起こしており、なかなかピッチ内で活躍できていない。
『RMC』によれば、ベナルファを少年時代から4年間担当していた代理人のフレデリック・ゲラは以下のように話したという。
フレデリック・ゲラ
「(ベナルファの物事がうまくいかなくなったのはいつから?)
彼は長い間心理的に間違っていたよ。子供時代からだ。いつも『俺は王様』だった。常に彼は正しいと言われていて、物事の責任は決して問われなかった。
私が彼を発見した時、ベナルファの両親は私を信頼してくれた。そして、いつかバロンドールを取ることができる選手だと確認していた。それほどのタレントだった。
そして、それは偉大なゴミだったね。21世紀のサッカー界で最も才能を無駄にした男だ。
(若いときに称賛を受けすぎたから?)
いや。真珠のようになるだろうと我々が称賛した選手はたくさんいたよ。
それでもクリスティアーノ・ロナウドは非常に早い段階で努力家になり、自分自身にムチを打ち続ける男になった。カリム・ベンゼマも同じ旅をしている。
彼らはトップに到達するために『努力して、努力して、努力しなければならない』と自分に言い聞かせた男たちだ。
マルセイユにいたとき、ディディエ・デシャン監督がベナルファをベンチに置いたときのことを覚えているよ。
その時、彼のアドバイザーのミシェルは『監督は守備を求めているからベナルファをベンチに置いた。しかし、誰が未来のバロンドーラーに守備を求めるんだい?』と言っていたんだ。しかもそれをベナルファの前で口にした。
それは少年の成長を助けることにはならないよ。ベナルファは今35歳だが、きっと一生17歳のままだろう。子供なんだよ。
(監督やティアゴ・ジャロとの口論は驚いた?)
いいや。ベナルファは脳と口の間に何一つフィルターがない男だ。思ったことを全て力強く言う。
メディアが伝えたところによれば、彼は『リールは守備的にプレーしすぎている』と話したというね。そこまではサッカー選手としての分析だ。
しかし『ここはギャンガンではないんだ』と付け加えたら、ギャンガンで長い時間を過ごした監督を傷つけるだけだ。
パリ・サンジェルマンでのエムバペくらいに違いをもたらしていたら、こうはならないだろうがね。しかし彼はそうではない」
子供の頃にその才能を評価したものの、精神面が成長しなかったために選手として大成しなかった…と感じているようだ。