【6日】長崎県内380人コロナ感染 3市でクラスター5件

左から6日発表の市町別感染者数、新型コロナウイルス感染者の入院状況 (5日午後7時現在)

 長崎県などは6日、県内17市町で計380人の新型コロナウイルス感染者を確認したと発表した。長崎、佐世保、壱岐の3市で新たに計5件のクラスター(感染者集団)が発生した。
 長崎市によると、屋内のサークル活動に参加した学生22人の陽性が判明した。民間の高齢者福祉施設は利用者と職員の計6人が感染。市内の県立学校は部活動関係者9人が感染し、この部活動は休止している。
 佐世保市の放課後児童クラブは児童と職員の計8人が陽性に。壱岐市の飲食店は利用客7人と従業員6人の感染が明らかになった。
 既にクラスターが発生していた長崎市内の私立高校の部活動は、新たに関係者8人の感染が分かり、計13人に拡大した。同市は5日に公表した感染者1人(疑似症=みなし陽性)について、後の検査で陰性を確認したとして取り下げた。
 防衛省九州防衛局は6日、米海軍佐世保基地の従業員2人(50代男女)の感染が確認されたと発表した。
 県警は同日、佐世保署で交通関係業務に当たる団体職員1人の感染を公表。4日に勤務し市民と接触した可能性があるとして、体調に不安がある市民に対し医療機関の受診を勧めた。


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