長崎県「SDGs登録制度」に244件 高校生がロゴマーク考案

左から創成館高生が考案したロゴ、長崎日大高生が考案したロゴ、波佐見高生が考案したロゴ

 国連の持続可能な開発目標(SDGs)に取り組む企業や団体を「見える化」するため、長崎県が創設した「SDGs登録制度」。1回目の募集期間(昨年12月1日~今年1月11日)で244件が登録された。高校生が本県版SDGsロゴマークも考案。県はさらなる推進に向け、近く2回目の募集を始める。
 登録されれば県の“お墨付き”を得て企業価値の向上が期待され、県ホームページでも紹介される。県政策企画課によると、登録された業種は建設、運輸、サービスなど多様。事例も太陽光パネル設置や電気自動車導入、女性活躍、フードロスなど幅広い。
 ロゴマーク作成は、デザイン系学科のある県立波佐見、長崎日大、創成館の3高校に依頼。波佐見は「平和祈念像」、長崎日大は「ツバキ」、創成館は「船の舵輪とカモメ」をそれぞれモチーフにした。登録事業者は名刺やホームページなど企業PRに活用できる。
 2回目の申請受け付けは今月11日~6月10日。対象は県内に本社か支社などがあり、SDGsに取り組む意志がある企業、団体、法人、個人事業主。審査を経て、9月下旬に登録完了予定。問い合わせは同課(電095.895.2073)。


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