「新たな伝統 全校児童で築きます」 西海市立大崎小が開校 記念碑を除幕

記念碑を除幕する児童ら=西海市立大崎小

 長崎県内の多くの小中学校で6日、始業式があった。西海市では崎戸、大島東、大島西の3校を統合した市立大崎小(射場邦子校長)の開校式が同市大島町の同校であり、2~6年生や教職員、関係者らが門出を祝った。
 児童数は7日入学する1年生38人を含め223人。校舎は旧大島東小を活用する。大崎小体育館であった式で、渡邊久範市教育長が開校宣言した後、射場校長に校旗を手渡した。
 射場校長は「3校が果たしてきた大きな役割と、築き上げてきた豊かな伝統を継承、発展させ、新しい時代に求められる新しい学校づくりを目指す」と式辞。杉澤泰彦市長が「お互い認め合い切磋琢磨(せっさたくま)し、資質や能力を伸ばし大きく羽ばたいて」と期待を込め、あいさつした。
 児童代表の山本雪華さん(11)=6年=が「3校のより良い伝統を大事にしながら、大崎小の新たな伝統を全校児童で築いていきます」と決意表明した。
 児童らが新しい校歌をお披露目。作詞者の市文化協会会員の吉田弘人さんと、作曲した佐世保東翔高吹奏楽部顧問の中村明夫さんに、射場校長から感謝状が贈られた。
 式典の後、校舎前に建立された記念碑の除幕があり「未来を拓(ひら)く」と刻まれた碑が披露された。


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