ソニー、2波受信対応ポータブルダイバーシティーチューナー「URX-P41D」発売。MIシューデジタルインターフェース接続に対応

ソニーマーケティング株式会社は、新UWP-Dシリーズ初の2波受信対応ポータブルダイバーシティーチューナー「URX-P41D」を2022年5月18日に発売する。希望小売価格は税込121,000円。

URX-P41Dは新UWP-Dシリーズで初めて2波受信に対応。外部マイク入力端子を搭載。話者や演者2名に加えインタビュアーまで含めた3チャンネルのオーディオ録音が可能となっている。インタビューはもちろんニュース制作や、ドキュメンタリー、スポーツイベント、ブライダル、YouTube向けのコンテンツなどのさまざまな現場で活用できるという。

URX-P41Dと別売りのMIシューアダプター「SMAD-P5」との組み合わせにより、従来機種より全長が約22.7mm短くなるなど、シリーズを通して本体の小型化も図り、さまざまな現場のニーズに応える高い機動力も実現しているという。

SMAD-P5とソニー製XDCAMカムコーダーやCinema Lineカメラ「FX9」「FX6」「FX3」およびミラーレス一眼カメラαシリーズとの組み合せで従来のアクセサリー側(UWP側)のDA変換・カメラ側のAD変換のプロセスを削減。カムコーダーなどへのダイレクトデジタルレコーディングが可能となり、低ノイズ・高音質を実現するとしている。

SMAD-P5を使用することで、MIシューを搭載したカムコーダーやデジタル一眼カメラに接続でき、ケーブル接続が不要。SMAD-P5を介して、URX-P41Dから音声信号がカムコーダーに伝送される。また、カムコーダーからURX-P41Dに対して電源供給が可能なほか、カムコーダーと連動してURX-P41Dの電源をオン・オフすることができ、電源の一元管理が可能。また、カムコーダーとの機能連携により、RFレベルメーターのほか、音声ミュート状態、およびトランスミッターの低バッテリー警告などの情報をカムコーダーのビューファインダー上に表示でき、現場での使い勝手を向上させるという。

ソニーのデジタルオーディオプロセシングは、デジタルコンパンディングにDSP(デジタルシグナルプロセッサー)を使用しており、高音質を実現。優れた信号応答性により、オリジナル音源に忠実に収音するとしている。

また、NFCの通信技術を使ったソニー独自の周波数設定機能「NFC SYNC」により、素早く簡単にチャンネル設定が可能。受信機のNFC SYNCボタンを長押しすると、自動的に最適な周波数をスキャンし、送信機をタッチするだけで、チャンネル設定が瞬時に完了するという。

© 株式会社プロニュース