【DeNA】阪神戦を延期 牧、戸柱、倉本、山下の6選手と斎藤コーチらがコロナ陽性 3人が濃厚接触者の疑い

新型コロナの陽性判定を受けた横浜DeNAの牧=2日、神宮

 プロ野球横浜DeNAは7日、選手ら計10人が新型コロナウイルスの陽性判定を受けたと発表した。感染者が選手に相次いだことにより、同日に兵庫県西宮市の甲子園球場で予定された阪神─横浜DeNA3回戦は延期となった。

 球団によると、陽性と判定されたのは、浜口遥大投手(27)、戸柱恭孝捕手(31)、牧秀悟内野手(23)、倉本寿彦内野手(31)、山下幸輝内野手(29)、神里和毅外野手(28)の6選手に加えて、斎藤隆チーフ投手コーチ(52)とチームスタッフ3人。

 いずれも7日までにPCR検査を受け、同日に陽性が判明。山下内野手と斎藤コーチ、スタッフ1人は鼻づまりなどの症状を訴え、その他の7人は無症状という。

 また、石田健大投手(29)、大田泰示外野手(31)、桑原将志外野手(28)の3選手が濃厚接触者の疑いがあるとして自主隔離の措置を取った。球団では6日に柴田竜拓内野手(28)が同検査で陽性判定を受けていた。

 延期になった試合の代替日は未定。横浜DeNAが開催に向けて2軍から選手を呼び寄せた影響で、イースタン・リーグのヤクルト戦(横須賀スタジアム)も中止となった。

 横浜DeNAの三原一晃球団代表は「人数が多くなったということと、感染経路を追うのが非常に困難ということで、挙行は難しいとの判断に至った」と説明。三浦大輔監督は「楽しみにしていただいたファンの方には申し訳ないが、こればかりは仕方ない」と語った。

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