NHK Eテレでは、4月8日に「言葉にできない、そんな夜。」（金曜午後10：00）がスタート。スピードワゴンの小沢一敬がMCを務める同番組は、複雑な気持ちや強い感情、心に生ずるモヤっとした感じなど、「うれしい」「悲しい」だけでは言い足りない自分の感情にぴったりくる言葉を、ゲストと一緒に探していく。
番組では、文学作品や名曲歌詞の表現をひもとくほか、人気作家やミュージシャンに新たに書き下ろしを依頼。個性豊かでハッとするような感情表現を堪能する。4月のゲストには、橋本愛、ジャニーズWEST・桐山照史、いきものがかり・水野良樹、小説家の金原ひとみ氏を迎える。
8日放送分の最初のお題は、「昔よく聴いていた懐かしい曲を久しぶりに聞いた時」のあの感じ。「蛇にピアス」で芥川賞を受賞した金原氏が、あふれ出る感情を表現。思い出の曲として、いきものがかりの「SAKURA」を挙げた橋本は、水野の書き下ろしにどう反応するのか？ さらに、橋本からプロ顔負けの名言が飛び出し、一同騒然となる。
次は、ゲストがその場で気持ちを表現していくコーナー。お題は「年上だと思っていた国民的キャラクターの年齢を超えた時」の気持ち。桐山はジャニーズにたとえて回答する。そして、最後は「新生活を始める時」の気持ち。文豪・夏目漱石はどう表現したのか？ ゲストの上京話とともに味わっていく。さらに、金原氏がホッケにたとえたものとは？ 金原氏、水野の創作の秘密も明らかになる。
収録を終えた小沢は「年齢を重ねると、発見というより確認が増えてきて。何かを知った時に、『ああ、こんなことあるんだ！』という発見よりも、年を重ねてくると『ああ、知ってるわ、それ』という確認になることが多いんだよね。だけどこの番組では、さまざまなジャンルで表現をしている、いろんな世代の方の言葉に向き合うから、この年でもまだまだ知らないことを発見できて、刺激になるんだよね。そんな場にまた参加できることが本当にうれしい。“ながら見”で見ていただいていいんですけど、見始めたらきっと、真剣に見ちゃう番組だと思うんだよね。ぜひ、見てほしいね」と見どころを伝えながら、視聴を呼び掛けている。
