多摩川スカイブリッジにアマ写真家殺到 離陸直後の航空機も通過 「ポテンシャル高いスポット」

多摩川スカイブリッジで離陸した直後の航空機を撮影する愛好家=東京都大田区

 3月に開通した多摩川スカイブリッジ(全長約675メートル)に写真愛好家らが訪れ、撮影スポットとなっている。羽田空港に離着陸する航空機を撮影でき、風向きなどの条件がそろえば離陸時にスカイブリッジ上空を通るため、「迫力がある」と評判だ。

 スカイブリッジは多摩川に架かる最下流の橋で、川崎・殿町地区と同空港を結ぶ。鳥などの飛来を妨げないようにワイヤでつるさず、構造物などの突起物が少ないのが特徴で、写真撮影もしやすいという。

 スカイブリッジから離着陸する航空機が見え、滑走路の南側を通る東京モノレールの車両との〝競演〟も見どころとなっている。多摩川や富士山などの眺望も楽しめ、三脚を立ててシャッターを切る愛好家や、カメラ付き携帯電話で撮影する通行人の姿が目立つ。

 東京都大田区に住む愛好家の60代男性は「飛行機が飛び立つ瞬間を撮影できる貴重なスポット。さまざまな風景を撮影でき、ポテンシャルが高い」と話していた。

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