若き寿司界のサラブレッドが握るすすきのの新店 旬の素材と技術で成す 独創的な握り

札幌市中央区、すすきののビルの一角、足を踏み入れると真新しくて気持ちのいいカウンターのみの明るい空間が広がります。

こちらの店主、小伊勢健太さんは、小樽出身で小樽の名店「伊勢鮨」のご親戚。なんと3歳からカウンターで寿司を食べてきたそう。これまで寿司一筋で、東京の「すし善」、「伊勢鮨」、「鮨処 有馬」、「すし てんちじん」などを経て、今年1月にこちらをオープンさせました。

今月のひと皿「ホタテの握り」は、新鮮なホタテの貝柱の上に、乾燥させたホタテの貝柱を粉末状にして載せる変わり種。
この日の入荷は根室産の肉厚なホタテで、甘さや瑞々しさ、さらに粉末ホタテに凝縮した香りがダイレクトに口の中に広がります。

桜の葉の塩漬けで包んで風味を出した「サクラマスの握り」は、程よく脂がのっていて柔らか。甘みと旨味を感じながら、最後に桜の葉の香りが広がります。

メニューは「おまかせコース」15,000円の1種類のみ。
できる限り北海道産の食材を使うため、3種をブレンドして作った赤酢のシャリは北海道の食材に合うようにと少し柔らかな酸味に。素材を活かしつつも、より香りが楽しめるように仕事が施してあり、ほかにはない寿司として驚きを感じます。

「地元札幌の人に来てもらえる店にしたい」と、日本酒などお酒の価格はお手頃に。コースではつまみも楽しく、飲兵衛も満足できるお店です。

鮨こいせ
住所:札幌市中央区南5条西3丁目1 第11グリーンビル4F
営業時間:午後5時30分~/午後8時~(二部制)
定休日:日曜・祝日
電話:011-522-7939
[(@sushi_koise)Instagram:[@sushi\_koise](@sushi_koise)

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