カラテカ矢部が藤子不二雄Aさん悼む 「まんが道」ポスターにサイン頼むも驚きの行動に

お笑い芸人で「大家さんと僕」などの作品で知られる漫画家の矢部太郎(44)が7日、都内のJCLI日本語学校で留学生向けのイベント「FAN×FUN JAPAN―まってるよ!留学生―」に出演。同日死去したことが分かった藤子不二雄Aさんの訃報に触れ「まだちょっと信じられない。僕らの世代には大きい」とショックを受けていた。

矢部が漫画を書くようになったのは、Aさんの自伝的作品「まんが道」の影響が大きい。同作品に登場する故・手塚治虫さんのファンクラブに加入したほどだったと振り返る。2018年に放送された手塚さんがテーマのラジオ番組で、Aさんと共演。スタジオにわざわざ持参した「まんが道」のポスターにサインを頼んだ。

快諾したAさんだったが、なぜかイラストが描かれてある面を裏返してサインを書いたという。「まんが道のイラストが描かれているポスターの表側にサインが欲しかったのに、裏の白いところに大きく名前を書かれていた。ポスターをどう飾ったらいいのか」と苦笑。最後になってしまった交流を思い出したのか「その時はお元気だった…」としんみりしていた。

(よろず~ニュース・杉田 康人)

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