沖縄県、3日連続で新規感染1000人超 玉城知事「第7波に突入した」

 沖縄県は7日、新型コロナウイルスの感染者が新たに1355人確認されたと発表した。連日の1000人超えに、玉城デニー知事は同日の会見で「第7波」に突入したという認識を示し、今後の感染状況によっては再び強い措置を取らざるを得ないと述べた。

「もはや第7波に突入した」

 沖縄県が7日に発表した新規感染者は1355人。ここ3日間連日1000人を突破しており、玉城知事は「全年代で新規陽性者が増加傾向にあることに鑑みると、もはや第7波に突入したものと認識せざるを得ない」と厳しい認識を示した。このまま感染拡大に歯止めがかからない場合、まん延防止等重点措置の要請を含めた強い措置を検討する考え。 会見で知事は「残念ながら5月の連休は、外出などの自粛をせざるを得なくなるかもしれない」と見通しを述べた。

 ここ最近の感染拡大傾向について、知事はより感染力が強いとされる「BA.2」株への置きかわりが急激に進んでいることをあげた。県内でのサンプリング検査では、4月第1週時の「BA.2」の割合は35.4%で前週の2倍になっているという。医療提供体制への影響も深刻さを増し、4月6日時点の病床使用率は34.4%(通常医療の病床使用率は93.8%)に高まっており、剣ヶ峰とも言える状況だ。この現状を受け、会見で玉置知事は県民に対し、改めて重症化しやすい高齢者への接触や大人数での会食を控えるよう呼びかけた。

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