宮崎県内「施設内療養」増加 医療支援体制の強化急務

 年明け以降の新型コロナウイルス感染拡大で、県内の高齢者施設などでの療養者数は1日当たり最大140人に上り、第5波までの最多の4.3倍だったことが県への取材で分かった。施設入所者を巡っては、医療の逼迫(ひっぱく)を緩和するため全国的に施設内療養が広がる一方、入院した場合も環境の変化による体調悪化につながる恐れもあり、療養の在り方が課題となっている。感染が再拡大する県内では高齢者施設でのクラスター(感染者集団)の発生が続いており、施設療養時の医療支援体制の強化が急務となっている。

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