誕生日のサプライズプレゼントに大喜びの山下智久

ローマ誕生の世界的なハイジュエラーでありウォッチメイカーであるブルガリが、2022年 4月で10周年を迎える男性向けウォッチ「オクト」の10周年を記念して、2022年4月4日(月)にブルガリ「オクト」10周年記念イベントをブルガリ銀座タワーにて開催した。

オクトは、強い個性と建築美への造詣を持つブルガリの男性像を体現しており、ブルガリの持つイタリアの精神に従い、今までの慣例を打ち破っている。八角形の優美で幾何学的なフォルムを持つ「オクト」は、ラテン語で8を意味し、ヨーロッパでは無限大・永遠・再生の象徴とされ、アジアでも縁起の良い数字とされている。円形でもなく正方形でもない「オクト」は発表以来、独自のスタイルを作り上げ、より大胆に、より美しく、よりモダンに絶えず挑戦を続け、新作を発表するたびに現代ウォッチの常識を更新し続けている。

イベントでは、ブルガリアンバサダーである山下智久、ジャーナリストの鈴木正文、そして昨年11月にブルガリとコラボレーションし「オクト フィニッシモ 宮島達男 日本限定モデル」のデザインを手がけた現代美術家の宮島達男氏を迎え、トークディスカッションを実施した。

ローマの本店も訪れた事がある鈴木は、オクトが発表された10年前のことを覚えているか聞かれると「これまでの腕時計は、円形か四角形かその変形のデザインしかありませんでした。ラグジュアリースポーツとして登場したオクトは、ローマ帝国時代のローマにインスピレーションを受けた八角形のデザインにブルガリならではの正当性を感じ、深く印象に残っています」と当時の印象を語った。また、ローマ本店を訪れた時の印象を聞かれると「伝統と革新が共存した、モダンとクラシック2つのレイヤーでインテリアが素敵なお店でした」と答えた。

BVLGARI「オクト」10周年記念イベント「オクト フィニッシモ 宮島達男 日本限定モデル」のデザインを手がけた宮島氏は、ブルガリとのコラボレーションのきっかけを聞かれると「ブルガリさんからオファーいただきました。実は僕の友人である世界的なアーティスト、アニッシュ・カプーアさんともコラボレーションしていたり、他にも沢山の方々とコラボレーションされているので、ブランドとしてアーティストへのリスペクトがあると思っていたので、お声かけ頂いたときはすぐにOKをしました」と力強くコメント。また、オクトのテーマである「時」に因み、宮島氏にとっての「時」について聞かれると、「時というのは考えるものではなく生きる事だと思います。人類が数字を発見したことで過去や未来といった『時』というものが存在し、人間がいなければ『時』は存在しないと思っています」と自身のお考えを語った。

最後に山下は、男性にとって腕時計はどういう存在か聞かれると「僕にとっては憧れの対象です。その時々の時代に自分のご褒美としても購入することが多いので、思い出もともにできますね。相棒だと思っています」と自身の経験も踏まえながらコメント。また、現状に甘んじず挑戦し続けるブルガリについてどう思うか聞かれると「現状にとどまろうと思った時点で後退してしまうと思っているので、常に前に、半歩でも前に、と思っています。時には強い風に吹かれて後ろに戻されてしまうかもしれませんが、諦めずにチャレンジしていくことが唯一僕にできることです。130 年以上の歴史あるブルガリもずっと邁進されているのでそういったところに刺激を受けながら自分も前に進んでいきたいなと思います」と回答。

更に、本会の最後には 4月9日が山下の誕生日という事で、サプライズで宮島氏がデザインした「オクト フィニッシモ 宮島達男 日本限定モデル」を宮島氏本人からプレゼントされると「本当にいいんですか!大変光栄です。時にとらわれずに走り続けられるように頑張ります」と喜びのコメントを残し、会場は暖かい拍手に包まれた。

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