全国初!公立の小中高一貫校が誕生 小1から週4時間の英語学習も

東京・立川市に、全国で初めて公立の小・中・高一貫校が誕生しました。小学校から週に4時間の英語学習をするなど、独自の学習方法を採用しています。

今年度開校した東京都立立川国際付属小学校は4月7日に入学式を迎え、倍率30倍もの狭き門をくぐり抜けた1年生がランドセルを背負って校内に入っていきました。都立立川国際は世界で活躍する人材を育成しようと、2008年に中高一貫校として開校しました。さらに、より早い段階から国際的な視野を学べるよう付属の小学校を開設し、全国で初めてとなる公立の小中高一貫校となりました。小中高の12年を一貫教育とすることで、小学生のうちから自ら探究的に学ぶ力を付け、将来の夢に向けて能力を発揮することを目指します。

この学校の特徴の一つが「外国語教育」です。小学1年生から週に4時間の英語の授業を実施します。また、第二外国語として中国語やドイツ語など6カ国語にも触れる機会をつくるということです。小中学校の義務教育の9年間で通常の学校より1000時間以上多く外国語を学ぶ計算になります。付属小学校の市村裕子校長は「英語はいろいろな人とコミュニケーションを取る汎用性が高いツール。何を表現して何を伝えるか、中身を重視した教育が大事だと思っている。国際社会で活躍して貢献できる人材になってほしい」と話しています。

今年度の新入生は70人です。今後、世界で羽ばたく人材がこの学校から多く生まれるかもしれません。

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