明治大学、日本学園と系列校連携協定を締結 2029年度から7割の推薦入試受け入れ目指す

学校法人明治大学は、2021年12月23日に学校法人日本学園との系列校化基本合意書を締結後、協議を進め、3月31日に系列校連携に関する協定を締結した。明治大学の系列校の設置は42年ぶり。

明治大学は2026年4月1日から日本学園中学校・高等学校を系列校とし、学校名は明治大学付属世田谷中学校・高等学校となる。また、系列校化と同時に男女共学校とし、明治大学への付属高等学校推薦入学試験による入学者の受け入れは2029年度からとする。

協定内容については、系列校化基本合意書から変更はない。引き続き2026年度からの系列校開設に向け、協議を進めていく。卒業生のおよそ7割(約200名)以上が、明治大学へ推薦入学試験によって進学できる教育体制の構築を目指す。なお、今後定める推薦基準については、既存の付属校・系列校に準じるものを検討している。

日本学園中学校・高等学校は、1885年に東京英語学校として創立された男子伝統校。「天才を創るよりも各人の天分を活かすこと」教育方針に掲げる。卒業生には内閣総理大臣を務めた吉田茂氏をはじめ、岩波書店創業者である岩波茂雄氏、日本画の横山大観氏など数々の著名人を輩出している。

明治大学は「『個』を強くする」を教育理念に掲げ、考え方が重なる両校は、2012年から地域連携事業を通じて関係を築いてきた。今後は、系列校化によって一貫した高大連携教育を行い、早期から明治大学の教育理念に基づく教育を受けた多くの生徒を受け入れていく。

参考:【明治大学】学校法人日本学園と系列校連携に関する協定を締結

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