「立派な中学生に」 約1万1200人 長崎県内公立中で入学式

緊張した面持ちで入学式に臨む新入生=対馬市立厳原中

 長崎県内多くの公立中学校で7日、入学式があり、真新しい制服に身を包んだ新入生たちは、緊張した面持ちで中学校生活をスタートさせた。
 対馬市厳原町の市立厳原中は、3月末に廃校になった旧佐須中と統合されて初めての入学式。新型コロナウイルス対策のため、新入生42人は間隔を空けて入場し、座る席の距離を取り、窓を開放して換気を徹底するなどした。
 糸瀨英俊校長は「伝統ある厳原中の生徒として一緒に勉強や運動に励み、自分を鍛えていこう。(旧佐須中校区の)金田(かんだ)小を卒業した皆さんも心から歓迎する」と式辞。新入生代表の久原千明さんは「一緒に入学する仲間と互いを高め合いながら、立派な中学生になりたい」と誓った。
 県教委によると、県内公立中に本年度入学するのは約1万1200人で、昨年度より約300人少ない。7日に入学式を開いたのは全166校のうち124校だった。


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