スコットランドの野生動物保護団体が世界最大規模となるインセクトホテルを作り上げた。同国のデュラーにある自然保護区に、団体「ハイランド・タイトルズ」がレンガ、竹、野花の種などを駆使し、虫を引き寄せる装置を制作。7000立方フィートに及ぶ世界最大の「虫の為のホテル」としてギネス・ワールド・レコーズから認定された。
同団体のダグラス・ウィルソンさんは、「この記録破りのプロジェクトは環境に関するメッセージです。この土地は2006年に我々が購入した際、原生種でないベイトウヒが植えられた経済難に陥った商業林でした」と話し、同地区は1980年代後半に環境への考慮や生物多様性への影響を全く顧みることなく植林されていたと説明した。
このインセクトホテルの設立が人々の刺激になって欲しいとして、ウィルソンさんはこう語る。「あらかじめ自然の中にあった木を使用したことは世界が変化していることの象徴です。私たちの努力が他の人々のインスピレーションとなることを願います。そして未来に私たちの記録を破る誰かが現れれば幸いです」
（BANG Media International／よろず～ニュース）
